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演習No.001

問題12

炎色反応として赤色を示すものは、次のうちどれか。

	銅
	ナトリウム
	バリウム
	リチウム

4 解答

解説

選択肢(4)が適切です。

基礎化学に関する問題です。

金属の炎色反応
金属元素を含む物質を無色の炎の中に入れるとそれぞれの元素に特有な色の炎が現れます。
これを金属の炎色反応といいます。

金属元素	色
リチウム Li	赤
ナトリウム Na	黄
カリウム K	紫（赤紫）
銅　Cu	青緑
カルシウム Ca	橙赤（橙）
ストロンチウム Sr	紅
バリウム Ba	黄緑

覚え方

Li 赤 Na 黄 K 紫　 Cu 緑 Ca 橙 Sr　 　　紅　 　Ba 緑

リ アカーなきケー 村で動力貸る と するも(貸して)くれない 馬力でがんばろう

周期表で水素以外の1族元素をアルカリ金属といいます。

これらの原子はすべて1個の価電子を持ち、1価の陽イオンになりやすい。原子番号が大きくなるほどこの傾向は、強くなります。

アルカリ金属の各単体の特徴は、銀白色の金属光沢で、軟らかい（ナイフ等で簡単に切れる）。

いずれの単体も反応性は大きく、乾いた空気中でも速やかに酸化され光沢を失います。

4Na＋O₂→2Na₂O

また、常温の水とも激しく反応して水素を発生し、水酸化物になります。

2Na＋2H₂O→2NaOH＋H₂↑(＋282kJ)

KはNaよりも水と激しく反応し、単体の反応性は、Li＜Na＜Kの順となります。

このようにアルカリ金属は、空気や水とも激しく反応するので、石油中に保存します。

アルカリ金属は、皮膚につくと激しく腐食するので絶対に素手で触れてはなりません。

これは、アルカリがタンパク質のペプチド結合や油脂のエステル結合を切断して、その構造を破壊すると考えられます。

このため水酸化ナトリウムNaOHは、別名を苛性ソーダと呼ばれます。

とくに濃厚水溶液が目に入ったときは失明の危険があるので、流水中で10分以上洗ったのち、直ちに医師の手当てを受けなければなりません。

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