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演習No.001

問題21

次の物質のうち、劇物に該当するものはどれか。

	アリルアルコール
	塩化ベンゼンスルホニル
	酢酸タリウム
	クロロアセトアルデヒト

3 解答

解説

選択肢(3)が適切です。

毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他に関する問題です。

(1)アリルアルコール‥‥‥‥‥毒物

(2)塩化ベンゼンスルホニル‥‥毒物

(3)酢酸タリウム‥‥‥‥‥‥劇物

(4)クロロアセトアルデヒト‥‥‥毒物

酢酸タリウムの特徴

推奨用途及び使用上の制限‥‥野ネズミを対象とした殺鼠剤(さっそざい)

タリウムと酢酸の化合物です。

無味無臭の白い粉末です。

成人の致死量は約1グラムで、急性症状としては吐き気、下痢、昏睡などがあり、呼吸器や循環器の障害により死亡します。

殺鼠剤の誤飲などの事故でタリウムを摂取した場合の治療薬としてプルシアンブルー（紺青、ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)）が用いられます。

かつてはよく殺鼠剤に使用され、現在でもその殺鼠剤は薬局で入手可能、黒色に着色されている。

しかし昨今ではもっと安全な材質(クマリン系)の殺鼠剤が用いられています。

酢酸タリウムは劇物ですが、殺人に用いられ有名になりました。

アリルアルコール
刺激臭のある無色の軽い液体です。
水、アルコール、クロロホルムなどに可溶。
ジアリルフタレート樹脂、医薬品、アリルグリシジルエーテル、樹脂原料、プロパンサルトン、香料、難燃焼化剤原料に用いられます。

毒物及び劇物取締法第2条 別表第2

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