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演習No.001

問題29

常温常圧下で個体となる物質として、適切なものは次のうちどれか。

	クロロアセチルクロライド
	四弗化硫黄
	ピクリン酸
	四メチル鉛

3 解答

解説

選択肢(3)が適切です。

毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他に関する問題です。

官報公示名	化学物質	CAS	分類	規定
クロロアセチルクロライド	クロロアセチルクロライド	79-04-9	劇物	指28-2
四弗化硫黄	四フッ化イオウ	7783-60-0	毒物	指13-3
ピクリン酸	ピクリン酸	88-89-1	劇物	法68
四アルキル鉛	四メチル鉛	75-74-1	特定 毒物	法2 指2

クロロアセチルクロライド
性状
無色、淡黄色の液体。
刺激臭。比重１．４９８。
沸点１０６℃。
融点－２２℃。
水とは激しく反応して強い発熱があり、塩化水素又は塩酸が生じる。
腐食性が強い。
アセトン、トルエンに溶ける。

四フッ化イオウ（四弗化硫黄）
性状
無色の気体。
水と激しく反応する。
沸点－38℃。融点－121℃

ピクリン酸
性状
輝黄色の平たい針状晶であり、水溶液は酸性を示す。
分子式：C₆H₃N₃O₇
構造式：

本物質の主な用途、排出源は合成原料（農薬（クロロピクリン）、染料）、花火とされている)。

四メチル鉛
性状
常温において無色可燃性、ハッカ実臭を持つ液体。
ガソリンに全溶、水にわずかに溶け、日光によって分解する。
用途
ガソリンのオクタン価の向上に用います。（アンチノック剤）


特定毒物：毒物であって特に取扱いを注意しなければならないものとして指定されている化合物。

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