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演習No.002

問題34

アニリンの鑑識法に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

2 解答

解説

劇物　アニリン aniline

[鑑識法]
アニリンの水溶液に晒粉（さらしこ）を加えると、紫色を呈する。


（性状）
無色又は褐色の油状の液体で特異臭がある。
蒸気は空気より重い。アニリンガスの比重３．２（空気を１とする）。
引火点７０℃、爆発範囲１．３～１１％、沸点１８４．６℃、比重１．０２２。エーテルに任意の割合で混和する。 水にやや溶けやすい（２５℃で水１００ｇに３．５ｇ溶ける）。

[用途]
タール中間物の製造原料、医薬品、染料などの製造原料として重要なものである。

[毒性]
接触、吸入により速やかに吸収される。
有毒量を吸収した際最初に現れる症状はチアノーゼで 軽い快感や安泰感が起こり、次いで頭痛、眠気、時には悪心、嘔吐を訴えるようになり、 さらに進めば昏睡、意識不明に陥る。

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