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例 特定毒物 劇物
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毒物劇物取扱者試験問題

演習No.002

問題39


アンモニア水の性状として、適切なものは次のうちどれか。

灰色の金属光沢を有するペレットまたは黒色の粉末で、水に溶けないが、硫酸に溶ける。

黄橙色の粉末で、水にほとんど溶けないが、熱硝酸や熱濃硫酸には溶ける。

無色の結晶で、加熱すると分解する。水に溶けるが、エーテルには溶けない。

無色透明、揮発性の液体で、鼻をさすような臭気があり、アルカリ性を呈する。

純品は無色透明な油状の液体で、特有の臭気がある。空気に触れると赤褐色を呈する。


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解  説

選択肢(4)が適切です。

劇物 アンモニア水
ammonia water

[組成]
アンモニアNH3の水溶液である。

[性状]
無色透明、揮発性の液体で、アンモニアガスと同様な鼻をさすような臭気あり、アルカリ性を呈する。

[鑑定法]
アンモニア水は上に述べたように、強い臭気でよくわかるが、濃塩酸をうるおしたガラス棒を近づけると、白い霧を生ずる

また、塩酸を加えて中和したのち、塩化白金溶液を加えると、黄色、結晶性の沈殿を生ずる。

[貯法]
アンモニアが揮発しやすいので、よく密栓してたくわえる。

[用途]
化学工業用、医薬用としてもちいられるほか、試薬として用いられる。

(1)灰色の金属光沢を有するペレットまたは黒色の粉末で、水に溶けないが、硫酸に溶ける。

選択肢(1)は、セレン$\ce{Se}$(毒物)の性状です。

キーワードは、“灰色の金属光沢”、“ペレット”、“水に不溶・硫酸に可溶”です。

(2)黄橙色の粉末で、水にほとんど溶けないが、熱硝酸や熱濃硫酸には溶ける。

選択肢(2)は、硫化カドミウム$\ce{CdS}$(劇物)の性状です。

キーワードは、“黄橙色の粉末”、“水に不溶”、“熱硝酸、熱濃硫酸に可溶”です。

(3)無色の結晶で、加熱すると分解する。水に溶けるが、エーテルには溶けない。

選択肢(3)は、シアン化第一金カリウム$\ce{K[Au(CN)2]}$(毒物)の性状です。

キーワードは、“無色の結晶”、“加熱で分解”、“水に可溶・エーテルに不溶”です。

(5)純品は無色透明な油状の液体で、特有の臭気がある。空気に触れると赤褐色を呈する。

選択肢(5)は、アニリン$\ce{C6H5NH2}$(劇物)の性状です。 

キーワードは、“純品は無色透明な油状の液体”、“特有の臭気”、“空気に触れると赤褐色”です。

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