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毒物劇物取扱者試験問題

問題24

燐化アルミニウムに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

解　 説

選択肢(4)が適切です。

燐化アルミニウムとその分解促進剤とを含有する製剤
Aluminium phosphide 毒物　特定毒物

性状
燐化アルミニウムとカルバミン酸アンモニウムの分解促進剤とを主成分とする淡黄褐色錠剤。
通常、流通しているのは燐化アルミニウム56～57％：を含有するものである。
なお、燐化アルミニウムは、空気中の湿気にふれると徐々に分解して燐火水素ガスを生じる。
比重：2.9

用途
倉庫内のネズミ、昆虫の駆除、燻蒸殺虫剤

毒性
発生する燐火水素ガスが猛毒。

緊急中毒と刺激性
（吸入した場合）頭痛、吐き気、嘔吐、悪寒、めまいなどの症状を起こす。
甚だしい場合には、肺水腫、呼吸困難、昏睡を起こす。

注意事項
①火災などで燃焼すると有毒なホスフィン（燐火水素）が発生する。
②酸と接触すると有毒なホスフィンを発生する。ホスフィンは少量の吸入であっても危険なので注意する。
③水と徐々に反応してホスフィンを発生する。

使用の制限
本製剤は特定毒物であるので、その使用者、用途、着色、使用方法、器具などの処置については、本法施行令第4章に厳重に規定されている。

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