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毒物劇物取扱者試験問題

問題29

クロルピクリンに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

解　 説

選択肢(3)が不適切です。

クロルピクリンは、土壌に生息し、農作物の生育に有害な病原菌や害虫を防除する土壌くん蒸剤として現代日本農業に不可欠な農薬となっています。
しかし、クロルピクリンが気化したガスは、催涙性を伴う強い刺激臭があるため、細心の注意を払って使用しなければなりません。

クロルピクリン Chloropicrin 劇物



性状
純品は無色油状の液体。
市販品は微黄色の催涙性の液体で強い粘膜刺激臭がある。
水に溶けにくく、アルコール、エーテルに可溶。
熱に不安定で分解し、引火性はない。
金属腐食性が大きい。

用途
農薬として燻蒸剤（土壌、倉庫）、線虫の駆除

廃棄方法
分解法

貯蔵
金属腐食性及び揮発性があるため、耐腐食性容器にいれ、密栓して冷暗所に貯蔵。

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