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例 特定毒物 劇物
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演習No.004

問題23

「毒物及び劇物の運搬時における応急措置に関する基準」で定める塩酸の少量の漏えい時の措置として、適切なものは次のうちどれか。

漏えいした液は亜硫酸水素ナトリウム水溶液(約10%)で反応させた後、多量の水を用いて十分に希釈して洗い流す。

漏えい箇所は濡れむしろ等で覆い遠くから多量の水をかけて洗い流す。

漏えい液は、過マンガン酸カリウム水溶液(5%)、さらし粉水溶液又は次亜塩素酸ナトリウム溶液で処理する。

漏えいした液は土砂等に吸着させて取り除くか、又はある程度水で徐々に希釈した後、消石灰、ソーダ灰等で中和し、多量の水を用いて洗い流す。




解説

選択肢(4)が適切です。

塩酸 
劇物(塩化水素を含有する製剤、10%を超えるもの)
HClaq HClの水溶液
hydrochloric acid

【性状】
不燃性の無色透明又は淡黄色の液体で、25%以上の濃度のものは湿った空気中で著しく発煙し、刺激臭がある。。
腐食性が強い。
強酸性である。
塩酸は種々の金属を溶解し、水素を発生する。



【措置】
漏えい時
風下の人を退避させる。
必要であれば水で濡らした手拭い等で口及び鼻を覆う。
漏えいした場所の周辺にはロープを張るなどとして人の立ち入りを禁止する。
作業の際には必ず保護具を着用する。
風下で作業しない。
(少量)漏えいした液は土砂等に吸着させて取り除くか、又はある程度水で徐々に希釈した後、消石灰、ソーダ灰等で中和し、多量の水を用いて洗い流す。
(多量)漏えいした液は土砂等でその流れを止め、これに吸着させるか、又は安全な場所に導いて遠くから徐々に注水してある程度希釈した後、消石灰、ソーダ灰等で中和し、多量の水を用いて洗い流す。
発生するガスは霧状の水をかけて吸収させる。
この場合、濃厚な廃液が河川などに排出されないように注意する。

参考までに書きます。
【毒性】
塩酸は強い酸であるから、人体に触れるときはこれをおかす。
飲んだ場合の致死量は必ずも一定しないが、大人の一例で、14gで死をきたし、一方、倍量のんでも助かった例もある。

以下の酸、酸性物質(液体)の漏洩時の応急措置は、消石灰やソーダ灰等のアルカリで中和することです。

塩酸(HClの水溶液)、硝酸(NHO3)、硫酸(H2SO4)、発煙硫酸(H2SO4+SO3)、クロルスルホン酸(HSO3Cl)

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