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演習No.502

問題10

法及びこれに基づく規定に照らし、次の記述の正誤についての組み合わせとして、適切なものはどれか。

A：毒物である弗化水素を、車両を使用して1回につき8,000kg運搬する場合には、運送の経路、交通事情、自然条件その他の条件から判断して、一人の運転者による運転時間が、1日当たり9時間を超える場合、車両1台について運転者のほか交代して運転する者を同乗させなければならない。
B：劇物である塩酸を、車両を使用して1回につき10,000kg運搬する場合には、車両に0.3m²の板に地を黒色、文字を白色として「毒」と表示した標識を、車両の前後の見やすい箇所に掲げなければならない。
C：毒物である黄燐を、車両を使用して1回につき7,000kg運搬する場合には、車両に保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、酸性ガス用防毒マスクを備えなければならないが、運転者が一人の場合は、一人分だけ備えればよい。
D：劇物であるアンモニアを、車両を使用して1回につき9,000kg運搬する場合には、車両にアンモニアの名称、成分及び含量並びに事故の際に講じなければならない応急の措置の内容を記載した書面を備えなければならない。

	(A)	(B)	(C)	(D)
	正	誤	誤	誤
	誤	正	正	誤
	正	正	誤	正
	誤	誤	正	正

3 解答

解説

選択肢(3)が適切です。

A：毒物である弗化水素を、車両を使用して1回につき8,000kg運搬する場合には、運送の経路、交通事情、自然条件その他の条件から判断して、一人の運転者による運転時間が、1日当たり9時間を超える場合、車両1台について運転者のほか交代して運転する者を同乗させなければならない。➡正

B：劇物である塩酸を、車両を使用して1回につき10,000kg運搬する場合には、車両に0.3m²の板に地を黒色、文字を白色として「毒」と表示した標識を、車両の前後の見やすい箇所に掲げなければならない。➡正

C：毒物である黄燐を、車両を使用して1回につき7,000kg運搬する場合には、車両に保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、酸性ガス用防毒マスクを備えなければならないが、運転者が一人の場合は、一人分だけ備えればよい。➡誤

D：劇物であるアンモニアを、車両を使用して1回につき9,000kg運搬する場合には、車両にアンモニアの名称、成分及び含量並びに事故の際に講じなければならない応急の措置の内容を記載した書面を備えなければならない。➡正

5,000kg以上、1日当たり9時間を超える場合、後退の運転手が必要です。

毒物及び劇物取締法施行令 （運搬方法） 第40条の5 四アルキル鉛を含有する製剤を鉄道によつて運搬する場合には、有がい貨車を用いなければならない。 2 　別表第二に掲げる毒物又は劇物を車両を使用して1回につき5,000kg以上運搬する場合には、その運搬方法は、次の各号に定める基準に適合するものでなければならない。 一 　厚生労働省令で定める時間を超えて運搬する場合には、車両一台について運転者のほか交替して運転する者を同乗させること。 二 　車両には、厚生労働省令で定めるところにより標識を掲げること。 三 　車両には、防毒マスク、ゴム手袋その他事故の際に応急の措置を講ずるために必要な保護具で厚生労働省令で定めるものを2人分以上備えること。 四 　車両には、運搬する毒物又は劇物の名称、成分及びその含量並びに事故の際に講じなければならない応急の措置の内容を記載した書面を備えること。

毒物及び劇物取締法施行規則 （交替して運転する者の同乗） 第13条の4 令第40条の5第二項第一号 の規定により交替して運転する者を同乗させなければならない場合は、運搬の経路、交通事情、自然条件その他の条件から判断して、次の各号のいずれかに該当すると認められる場合とする。 一 　一の運転者による連続運転時間（1回が連続10分以上で、かつ、合計が30分以上の運転の中断をすることなく連続して運転する時間をいう。）が、4時間を超える場合 二 　一の運転者による運転時間が、1日当たり9時間を超える場合

5,000kg越えですから、標識が必要です。

毒物及び劇物取締法施行規則 （毒物又は劇物を運搬する車両に掲げる標識） 第13条の5 令第40条の5第2項第二号 に規定する標識は、0.3メートル平方の板に地を黒色、文字を白色として「毒」と表示し、車両の前後の見やすい箇所に掲げなければならない。

5,000kg越えは、2人分の保護具が必要です。

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