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毒物劇物取扱者試験問題

問題36

メタノールの鑑識法に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

解　 説

選択肢(1)が適切です。

メタノール methanol 劇物

CH₃OH



性状
無色透明、動揺しやすい揮発性の液体で、水、エチルアルコール、エーテル、クロロホルム、脂肪、揮発油と随意の割合で混合する。
エチルアルコールに似た臭気を持ち、火をつけると容易に燃える。
沸点は64.1℃、比重は0.791(20℃)。

鑑識法
①サリチル酸と濃硫酸とともに熱すると、芳香あるサリチル酸メチルエステルを生ずる。
②あらかじめ熱灼した酸化銅を加えると、ホルムアルデヒドができ、酸化銅は還元されて金属同色を呈する。

注意事項
①引火しやすく、またその蒸気は混合して爆発性混合ガスを形成するので火気は絶対に近づけない。
②常温で容器上部空間の蒸気濃度が爆発範囲に入っているので取扱いに注意する。
③高濃度の蒸気に長時間暴露された場合失明することがある。

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