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演習No.005

問題24

硫酸第二銅（五水和物）の性状として、適切なものは次のうちどれか。

2 解答

解説

選択肢(2）が適切です。

劇物　硫酸第二銅
Copper sulfate pentahydrate

CuSO₄・5H₂O

[性状]
濃い藍色（青色）の結晶。
風解性あり。
150℃に熱すると無水硫酸銅となる。
水に可溶。
酸性を呈する。
硝酸バリウムを加えると、白色の硫酸バリウムを沈殿する。

[用途]
電解液用、媒洗剤、農薬（ボルドー液）、医薬（硫酸銅軟膏）

[急性中毒と刺激性]
（吸入した場合）鼻、のどの粘膜を刺激し、炎症を起こすことがある。
（皮膚に触れた場合）刺激作用があり、炎症を起こすことがある。
（眼に入った場合）粘膜を激しく刺激する。

[注意事項]
強熱すると酸化銅(Ⅱ)の煙霧及びガスを発生する。
煙霧及びガスは有害なので注意する。

(1)緑色結晶で、潮解性がある。

塩化第二銅
別名：塩化銅（ II ）
ＣｕＣｌ_２・２Ｈ_２Ｏ
劇物：（無機銅塩類）
措 置
（性状）無水物のほか二水和物が知られている。
二水和物が一般に流通している。
二水和物の性状は次のとおりである。
緑色結晶で潮解性がある。
１１０℃で無水物（褐黄色）となる。
強熱すると分解して塩化銅（ I ）になる。
水に溶けやすい（２５℃で水１００ｍｌに７４．８ｇ溶ける）。エタノール、メタノール、アセトンに可溶。

(3)白色結晶で、潮解性がある。

(劇)水酸化ナトリウム
sodium hydroxide

【別名】
苛性ソーダ

【組成】
NaOH

【性状】
白色、結晶性のかたまりで、繊維状結晶様の破砕面を表す。
水と炭酸を吸収する性質が強く、空気中に放置すると、潮解して徐々に炭酸ソーダの皮層を生ずる。
水に溶けやすく、水溶液はアルカリ性反応を呈する。
炎色反応は黄色を呈する。
塩化ナトリウム溶液の電気分解により生成する。

【用途】
化学工業用、石鹸の製造、染料、パルプ工業、試薬など

【急性中毒と刺激性】
（吸入した場合）微粒子やミストを吸入すると鼻、のど、気管支、肺を刺激する。
（皮膚に触れた場合）皮膚が激しく腐食される。
（目に入った場合）角膜や角膜が激しく侵され、失明する危険性が高い。

【貯法】
密栓保存（炭酸ガスと水を強く吸収する）

(4)淡黄色結晶で、風解性がある。

このように淡黄色結晶で風解性がある毒劇物は、勉強不足で不明です。

風解性と出たら次の三つが有名です。

①硫酸銅CuSO₄・5H₂O

②蓚酸(COOH)₂・2H₂O

③硫酸亜鉛ZnSO₄・7H₂O

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