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毒物劇物取扱者試験問題
演習No.501
問題03
毒物及び劇物取締法に照らし、毒物劇物製造業又は輸入業者に関する記述の正誤の組合せとして、適切なものは次のうちどれか。
(イ)製造業者でなければ、販売の目的で毒物を製造してはならない。
(ロ)製造業者でなくても、研究の目的であれば劇物を製造することができる。
(ハ)輸入業者は、毒物劇物販売業の登録を受けなければ、その輸入した毒物を他の毒物劇物営業者に販売することができない。
解 説
選択肢(3)が適切です。
(イ)製造業者でなければ、販売の目的で毒物を製造してはならない。
これは、適切です。
毒物又は劇物を製造できるのは、製造業の登録を受けた者だけです。
毒物及び劇物取締法 (禁止規定) 第3条 毒物又は劇物の製造業の登録を受けた者でなければ、毒物又は劇物を販売又は授与の目的で製造してはならない。 |
(ロ)製造業者でなくても、研究の目的であれば劇物を製造することができる。
これも適切です。
第3条第1項では、販売又は授与の目的で行う製造についての規定です。
しかし、工場や研究所などで研究や作業上に用いる、すなわち自家消費のための毒物や劇物を製造する場合は、この法律による登録を必要としません。
売ったり差し上げたりする目的で製造するのでなければ、登録は必要ないということです。
(ハ)輸入業者は、毒物劇物販売業の登録を受けなければ、その輸入した毒物を他の毒物劇物営業者に販売することができない。
これは不適切です。
第3条第3項では、製造業者が製造し、輸入業者が輸入した毒物又は劇物を毒物劇物営業者に売ったり譲ったりするには、販売業の登録を受けなくてもよいという規定です。
輸入業者は、輸入した品を販売することを前提としているため、あえて販売業の登録をしないでも販売を認めるのは至極当然といえます。
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