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例 特定毒物 劇物
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毒物劇物取扱者試験問題

演習No.501

問題23


銀鏡反応を示す化合物として、適切なものは次のうちどれか。

メタノール
エタノール
ジメチルエーテル
1-プロパノール
プロピオンアルデヒド

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解  説

選択肢(5)が適切です。

アルコールを酸化($\ce{2H}$が取れる)すると$\ce{CHO}$(アルデヒド基)を持つ物質が生成されます。

アルデヒド基を持つものをアルデヒドと呼びます。

ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒドなどがあります。

示性式  慣用名
$\ce{H - CHO}$ ホルムアルデヒド
$\ce{CH3 - CHO}$ アセトアルデヒド
$\ce{CH3 -CH2 -CHO}\ $ プロピオンアルデヒド

銀鏡反応

銀イオン$\ce{Ag^+}$に過剰のアンモニアを加えると錯イオンを形成することが知られています。

アンモニア性硝酸銀水溶液にアルデヒドを加えて温めると、ジアンミン銀(Ⅱ)イオン[Ag(NH3)2]+が還元されて、銀$\ce{Ag}$が析出されます。

この反応により、試験管の内壁に銀が付着して鏡のようになるので、この反応を銀鏡反応といいます。

【Silver Mirror reaction】

アルデヒドの性質

・共通して刺激臭を持ちます。

・還元作用があり、還元剤として使用されます。自身は酸化されてカルボン酸となる。

・フェーリング液を還元する(フェーリング反応)。

アンモニア性硝酸銀を還元して銀鏡反応を示します


$\ce{Ag2O}$の褐色沈殿に希$\ce{NH3}$水を少しずつ注意して加えていき、沈殿がちょうど溶けて無色透明な溶液となったものをアンモニア性硝酸銀溶液という。

これは、還元性物質に出合うと$\ce{Ag}$を遊離する(銀鏡反応 silver mirror reactionという)ので、還元性物質の検出に用いられます。

【アンモニア性硝酸銀水溶液の作り方】

硝酸銀水溶液にアンモニア水を加えると、褐色の酸化銀$\ce{Ag2Oの}$沈殿を生じます。

$\quad \ce{2Ag+ + 2OH^{−} → Ag2O + H2O}$

さらにアンモニア水を加えると、錯イオンをつくって沈殿が溶け、無色透明の溶液となります。

$\quad \ce{Ag2O + 4NH3 + H2O → 2[Ag(NH3)2]^+ + 2OH^{−}}$

この溶液をアンモニア性硝酸銀水溶液といいます。

鉄イオン($\ce{Fe2^+}$、$\ce{Fe3^+}$)の性質

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