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例 特定毒物 劇物
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演習No.502

問題15

法第3条の4に照らし、所持してはならいものとして政令で定めれているものとして、下の組み合わせのうち、適切なものはどれか。

A:亜塩鉛酸ナトリウムを50%含有する製剤
B:塩素酸塩類を25%含有する製剤
C:酢酸エチル
D:ピクリン酸

AとB
BとC
AとD
CとD




解説

選択肢(3)が適切です。

定番の基本問題かつ重要問題です。

頑張ってしっかり覚えましょう。

A:亜塩鉛酸ナトリウムを50%含有する製剤➡30%以上で爆発系対象

B:塩素酸塩類を25%含有する製剤➡35%以上で爆発系対象

C:酢酸エチル➡対象外:興奮・幻覚・麻酔系

D:ピクリン酸➡爆発系対象

亜塩素酸ナトリウムは、25%以下は劇物から除外ですが、30%以上で3条の4(爆発性劇物)の対象となります。

毒物及び劇物取締法

第3条の3

興奮、幻覚又は麻酔の作用を有する毒物又は劇物(これらを含有する物を含む。)であって政令で定めるものは、みだりに摂取し、若しくは吸入し、又はこれらの目的で所持してはならない

毒物及び劇物取締法

第3条の4

引火性、発火性又は爆発性のある毒物又は劇物であって政令で定めるものは、業務その他正当な理由による場合を除いては、所持してはならない。

毒物及び劇物取締法施行令

第5章の2 興奮、幻覚又は麻酔の作用を有する物

(興奮、幻覚又は麻酔の作用を有する物)

第32条の2

第3条の3に規定する政令で定める物は、トルエン並びに酢酸エチル、トルエン又はメタノールを含有するシンナー(塗料の粘度を減少させるために使用される有機溶剤をいう。)、接着剤、塗料及び閉そく用又はシーリング用の充てん料とする。

第5章の3 発火性又は爆発性のある劇物

(発火性又は爆発性のある劇物)

第32条の3

第3条の4に規定する政令で定める物は、亜塩素酸ナトリウム及びこれを含有する製剤(亜塩素酸ナトリウム30パーセント以上を含有するものに限る。)、塩素酸塩類及びこれを含有する製剤(塩素酸塩類35パーセント以上を含有するものに限る。)、ナトリウム並びにピクリン酸とする。

酢酸エチルは麻酔系の劇物でありさらに引火しやすく第32条の3の対象ではないが危険です。

酢酸エチル
別名:酢酸エステル
CH3COOCH2CH3
劇物(酢酸エチル Ethyl acetate)

【性状】

無色透明の液体で果実様の芳香がある。
蒸気は空気より重く、引火しやすい
引火点-4℃、爆発範囲2.0~11.5%、沸点76.8℃、比重0.90。
水にやや溶けやすい(20℃で水100gに7.5g溶ける)。

漏 え い 時
風下の人を退避させる。
漏えいした場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。付近の着火源となるものを速やかに取り除く。作業の際には必ず保護具を着用する。風下で作業をしない。
(少量) 漏えいした液は、土砂等に吸着させて空容器に回収し、そのあとを多量の水を用いて洗い流す。
(多量) 漏えいした液は、土砂等でその流れを止め、安全な場所へ導いた後、液の表面を泡等で覆い、できるだけ空容器に回収する。そのあとは多量の水を用いて洗い流す。
この場合、濃厚な廃液が河川等に排出されないように注意する。

【出火時】
(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。
移動不可能の場合は、容器及び周囲に散水して冷却する。

(着火した場合)
初期の火災には、粉末、二酸化炭素、乾燥砂等を用いる。(水をかけると、かえって火を広げるので水はかけない)
大規模火災の際には、水噴霧を用いるか、又は泡消火剤等を用いて空気をしゃ断することが有効である。
爆発のおそれがあるときは付近の住民を退避させる。消火作業の際には必ず保護具を着用する。

【消火剤】
粉末、二酸化炭素、泡(アルコール泡)、水、乾燥砂

暴 露・接 触 時
人体に対する影響
(吸入した場合)
はじめに短時間の興奮期を経て、麻酔状態に陥ることがある。
(皮膚に触れた場合)
わずかに刺激があり、皮膚炎を起こすことがある。
(眼に入った場合)
粘膜を刺激して炎症を起こすことがある。
医師の処置を受けるまでの救急方法
(吸入した場合)
直ちに患者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移す。呼吸困難又は呼吸が停止しているときは直ちに人工呼吸を行う。
(皮膚に触れた場合)
直ちに汚染された衣服やくつを脱がせる。直ちに付着又は接触部を石けん水又は多量の水で十分に洗い流す。
(眼に入った場合)
直ちに多量の水で15分間以上洗い流す。
注 意 事 項
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保 護 具
保護眼鏡、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、有機ガス用防毒マスク

亜塩素酸ナトリウム
別名:亜塩素酸ソーダ
NaClO2
劇物:(亜塩素酸ナトリウム及びこれを含有する製剤。25%を超えるもの。ただし、爆発薬を除く。)


【性状】
白色の粉末。
水に溶けやすい。(20℃で水100mlに34.3g溶ける)。
強力な酸化剤である。
加熱すると分解して酸素を放出する。
酸と接触すると爆発性で有害な二酸化塩素を放出する。
市販品は86%以上と76%以上の2種類があり、140~150℃で分解する。

漏 え い 時
飛散した場所の周辺にはロープを張るなどして人の立入りを禁止する。
作業の際には必ず保護具を着用し、風下で作業をしない。
飛散したものは空容器にできるだけ回収し、そのあとを還元剤(硫酸第一鉄等)の水溶液を散布し、水酸化カルシウム、無水炭酸ナトリウム等の水溶液で処理し、多量の水を用いて洗い流す。
この場合、濃厚な廃液が河川等に排出されないよう注意する。

出 火 時
(周辺火災の場合)
速やかに容器を安全な場所に移す。
移動不可能な場合には、しゃへい物の活用等容器の破損に対する防護措置を講じ、容器及び周囲に散水して冷却する。
容器が火炎に包まれた場合には、爆発・破裂の危険があるので近寄らない。
(着火した場合)
消火剤又は多量の水を用いて消火する。
(消火剤)


暴 露・接 触 時
急性中毒と刺激性
(吸入した場合)
鼻、のど、気管支等の粘膜を刺激し、悪心、嘔吐、下痢、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青黒くなる)を起こす。
はなはだしい場合には肺水腫を起こし、呼吸困難を起こす。
(皮膚に触れた場合)
皮膚を刺激し、炎症を起こす。
(眼に入った場合)
粘膜を刺激し、炎症を起こす。
医師の処置を受けるまでの救急方法
(吸入した場合)
直ちに患者を毛布等にくるんで安静にさせ、新鮮な空気の場所に移し、鼻をかませ、うがいをさせる。呼吸が困難な場合又は呼吸が停止している場合には直ちに人工呼吸を行い、心臓が停止している場合には直ちに心臓マッサージを行う。
(皮膚に触れた場合)
直ちに汚染された衣服やくつ等を脱がせ、付着部又は接触部を多量の水を用いて洗い流す。
(眼に入った場合)
直ちに多量の水で15分間以上洗い流す。

【注 意 事 項】
1.強酸と混合すると発火又は爆発することがある
2.加熱、摩擦、衝撃、火花等により発火又は爆発することがある
3.還元剤と混合すると加熱、摩擦、衝撃、火花等で発火又は爆発することがある
4.可燃性の衣服等に付着した場合は、着火することがある

保 護 具
保護眼鏡、保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、防じんマスク(火災時:空気呼吸器)

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