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演習No.503

問題19

ダイヤモンドは、多数の原子が結合した結晶である。その結晶の名称として適切なものは次のうちどれか。

	配位結合
	分子間力
	金属結合
	イオン結合
	共有結合

選択肢(5)が適切です。

ダイヤモンドは、共有結合による結晶です。

結合の強さ

共有結合＞(配位結合)＞イオン結合＞(金属結合)＞水素結合＞(ファンデルワールス力)

化学結合の一覧

①原子レベルで働く引力

☆共有結合

　非金属原子どうしをつなぐ結合。1：1で電子を共有する。

　共有結合の結晶は、全原子が共有結合だけで結びついている。

　例　ダイヤモンドC、ケイ素Si、二酸化ケイ素SiO₂

　分子結晶のメタンCH₄

共有結合結晶

SiO₂、Si、C、SiC(炭化ケイ素)

塩に　シ　ク　シク

☆配位結合

　2：0で電子を共有する。共有結合とは仕組みが違うだけ。

例　アンモニウムイオン

☆イオン結合

　陽性の強い金属元素と陰性の強い非金属元素の結合で生じる。例外：アンモニウムイオン

例　塩化ナトリウムNaCl、水酸化カルシウムCa(OH)₂、硫酸アルミニウムAl₂(SO₄)₃

☆金属結合

　金属原子どうしをつなぐ結合。

　体心立方格子、面心立方格子、六方最密構造

②分子レベルで働く引力（分子間力）

☆ファンデルワールス力

　すべての分子に働く弱い引力。

例　ドライアイスCO₂、ヨウ素I₂、ナフタリンC₁₀H₈

☆水素結合

　F、O、Nと直接結合したHを含む分子どうし働く引力。

例 H₂O、フッ化水素HF、アンモニアNH₃

金属元素だけの場合は金属結晶、
非金属だけで小さな分子を作らないもの(炭素、ケイ素、二酸化ケイ素、炭化ケイ素など)は共有結合結晶、
小さな分子を作るもの(水、二酸化炭素など)は分子結晶。

演習No.005 問題13

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