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例 特定毒物 劇物
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毒物劇物取扱者試験問題

演習No.503

問題47

「毒物及び劇物の廃棄の方法に関する基準」の内容に照らし、メチルアミンの廃棄方法として適切なものは次のうちどれか。

多量の水に吸収させ、希釈して活性汚泥で処理する。

徐々に石灰乳などの攪拌溶液に加え中和させた後、多量の水で希釈して処理する。

多量の水を加えて希薄な水溶液とした後、次亜塩素酸塩水溶液を加えて分解して処理する。

水を加えて希薄な水溶液とし、希硫酸などで中和させた後、多量の水で希釈して処理する。

チオ硫酸ナトリウムなどの還元剤の水溶液に希硫酸を加えて酸性にし、この中に少量ずつ投入する。反応終了後、反応液を中和し多量の水で希釈して処理する。


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解  説

毒物及び劇物の識別及び取扱方法(一般)からの出題です。

選択肢(1)が適切です。

【性状】
無色で魚臭(高濃度はアンモニア臭)の気体。
水に易溶。
メタノール、エタノールに可溶。
蒸気は空気より重く、引火しやすい。
腐食性が強い。
【用途】
農薬・医薬・有機ゴム(加硫促進剤)原料、医薬品(エフェドリン)、染料、スラリー爆薬などの原料。

これは、難問奇問ですかね。

メチルアミン(ガス)は、三菱ガス化学が国内で唯一生産しており、農薬、溶剤、凝集剤、界面活性剤、飼料添加剤など用途が幅広い商品です。

メチルアミンは、試験問題的には珍しい試薬で、さらに廃棄方法ですから、解けなくも仕方ない問題かもしれません。

毒物劇物取扱の手引・古賀元版から。(大野版では廃棄の記述はありません。)

廃棄方法

①燃焼法

アフターバーナー及びスクラバーを具備した焼却炉の火室に、直接または可燃性の溶剤と混合して少量ずつ噴霧し焼却する。

②活性汚泥法

多量の水に吸収させ、希釈して活性汚泥で処理する。

選択肢(2)

アルカリ法のアルカリ水溶液(石灰乳または水酸化ナトリウム水溶液)を用いる代表例は、臭素です。

臭素は、還元法でも排気できます。

選択肢(3)

次亜塩素酸水溶液を用いた酸化法の代表例は、ホルマリンです。

選択肢(4)

中和法(水を加えて希釈な水溶液とし、酸(希塩酸、希硫酸など)で中和させた後、大量の水で希釈し処理する)の代表例は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムです。

選択肢(5)

塩素酸ナトリウムは、無色無臭の正方単斜上の結晶です。

廃棄方法は還元法です。

還元剤(例えばチオ硫酸ナトリウムなど)の水溶液に希硫酸を加えて酸性にし、この中に少量ずつ投入します。

反応終了後、反応液を中和し多量の水で希釈して処理します。

ちなみに小生は、塩素酸カリウム、塩素酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリウム、ピクリン酸を爆発四羽ガラスと呼んでいます。

塩素酸ナトリウムは、潮解性が強いですが、塩素酸カリウムや亜塩素酸ナトリウムは潮解性がありません。

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