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演習No.005

問題32

スルホナールの鑑識法に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

2 解答

解説

選択肢(2)が適切です。

薬物のスルホナールは持続性催眠薬とでています。または睡眠作用、催眠作用ありと。

劇 スルホナール
sulfonal

[性状]
無色、稜柱状の結晶性粉末で、臭気なく、味もほとんどない。
水、アルコール、エーテルに溶けにくいが、熱湯または熱アルコールに溶ける。
融点は125～126℃。
約300℃に熱すると、ほとんど分解しないで沸騰し、これに点火すれば、亜硫酸ガスを発生して燃焼する。
酸、アルカリに対して安定である。

[鑑識法]
木炭とともに加熱すると、メルカプタンの臭気を放つ。

「さらし粉を加えると、紫色を呈する。」

アニリンの鑑識法は以下の通りです。

アニリンの水溶液に晒子を加えると、紫色を呈する。

キーワードは、”さらし粉”、”紫色を呈する”でアニリンだというように覚えましょう。

メルカプタン（mercaptan）

アルコールの酸素原子を硫黄原子に変えたメルカプト基-SHをもつ化合物をいいます。
メチルメルカプタンCH₃SHなど。
都市ガスなどの臭気付与剤に用いられています。

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