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毒物劇物取扱者試験問題

演習No.006

問題 20

コロイド溶液の性質である塩析に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
(1) コロイド粒子が通過できない半透膜を用いることで、小さな溶質粒子とコロイド溶液が分 離される現象
(2) 親水コロイドに多量の電解質を加えると、コロイド粒子が集まって沈殿する現象
(3) 熱運動している水分子が、コロイド粒子に不規則に衝突することで起こるコロイド粒子の 不規則な運動が見られる現象
(4) コロイド溶液に横から強い光を当てると、コロイド粒子が光を散乱し、光の通路が輝いて 見える現象

解  説

今回のテーマは、溶液の特殊な状態であるコロイド溶液の性質についてです。

化学の「ABC」から、用語の意味をひとつずつ確認しながら進めていきましょう。

出題のねらい:コロイド溶液の主要な性質の識別

この問題は、コロイド溶液が示す代表的な4つの性質(透析、塩析・凝析ぎょうせき、ブラウン運動、チンダル現象)の定義を正確に理解し、特に塩析えんせきがどのような現象であるかを識別できるかを確認するためのものです。

化学のABC:溶液とコロイドの違い

まず、私たちの身の回りにある「水に溶けたもの」には、大きく分けて2つの状態があります。

  1. 真の溶液
    砂糖水のように、溶けている粒子(溶質)が極めて小さく、肉眼はおろか顕微鏡でも見えない状態。
  2. コロイド溶液
    粒子(コロイド粒子)の大きさが真の溶液と濁った水(懸濁液)の中間くらい(だいたい1ナノメートル〜100ナノメートル)の状態。小さすぎず、大きすぎず、特殊な性質を示します。

コロイドの4つの主な性質

問題の選択肢はすべてコロイド溶液の性質に関する記述です。

(1) コロイド粒子が通過できない半透膜を用いることで、小さな溶質粒子とコロイド溶液が分離される現象

選択肢 (1)は、不適切です。

(2) 親水コロイドに多量の電解質を加えると、コロイド粒子が集まって沈殿する現象

選択肢 (2)は、適切です。

塩析えんせき凝析ぎょうせきは、どちらもコロイド粒子が沈殿する現象ですが、原因が異なります。塩析は、水和して安定化している親水コロイド溶液に多量の電解質を加えて水を奪い、沈殿させます。一方、凝析は、コロイド粒子(特に疎水コロイド)が持つ電荷を、少量の電解質イオンで打ち消して粒子同士を結合させ、沈殿させます。

(3) 熱運動している水分子が、コロイド粒子に不規則に衝突することで起こるコロイド粒子の不規則な運動が見られる現象

選択肢 (3)は、不適切です。

(4) コロイド溶液に横から強い光を当てると、コロイド粒子が光を散乱し、光の通路が輝いて見える現象

選択肢 (4)は、不適切です。

まとめ総括

この問題の正解は、選択肢 (2) です。

【コロイドの性質の覚え方】

現象 内容 例え
塩析/凝析 電解質で粒子が沈殿する。 粒子が水を奪われて、集団で固まってしまう。
透析 半透膜で不純物を分離する。 膜を使って、小さい不純物だけをふるい落とす。
ブラウン運動 粒子が水分子にぶつかって不規則に動く ピンボールのように、粒子が水分子に弾かれて動く。
チンダル現象 粒子が光を散乱し、道筋が見える。 教室に差し込んだ光の中にホコリの道筋が見える。

毒物劇物取扱者試験では、この4つの現象の名前と、それぞれの仕組み(定義)をセットで覚えることが重要です!

一つずつ確実にマスターしていきましょう。

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