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例 特定毒物 劇物

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毒物劇物取扱者試験問題

演習No.006

問題 37

ニコチンの性状として、適切なものは次のうちどれか。
(1) アンモニア臭を有する無色の液体で、強力な還元作用がある。空気中で発煙する。
(2) 不純物を含まないものは無色・無臭の油状液体である。空気中で速やかに褐変する。水、アルコールに溶けやすい。
(3) 黒灰色、金属様の光沢あるりょう板状結晶で、熱すると紫色の蒸気を発生する。水に溶けにくい。常温でも臭気を放って揮散する。
(4) 淡黄色の光沢のある小葉状あるいは針状結晶で、冷水には溶けにくいが、熱湯には可溶であり、急熱あるいは衝撃により爆発する。

解  説

今回のテーマは、毒物に指定されているニコチンの性質と取り扱いに関する問題です。

ニコチンはタバコに含まれる成分として知られていますが、純粋なニコチンや高濃度の溶液は非常に強力な毒物です。

出題のねらい:ニコチンの物理的性質、毒性、および取り扱いの理解

この問題は、毒物であるニコチンについて、以下の主要な性質を確認するためのものです。

  1. 物理的性質:色、状態、匂い、溶解性(選択肢 (2))。
  2. 毒性:空気との反応、変化しやすさ(選択肢 (2))。
  3. 化学的性質:還元作用、発煙性(選択肢 (1))。

毒物・劇物の分類

(1) アンモニア臭を有する無色の液体で、強力な還元作用がある。空気中で発煙する。

選択肢 (1)は、不適切です。

(2) 不純物を含まないものは無色・無臭の油状液体である。空気中で速やかに褐変する。水、アルコールに溶けやすい。

選択肢 (2)は、適切です。

(3) 黒灰色、金属様の光沢ある稜りょう板状結晶で、熱すると紫色の蒸気を発生する。水に溶けにくい。常温でも臭気を放って揮散する。

選択肢 (3)は、不適切です。

(4) 淡黄色の光沢のある小葉状あるいは針状結晶で、冷水には溶けにくいが、熱湯には可溶であり、急熱あるいは衝撃により爆発する。

選択肢 (4)は、不適切です。

まとめ総括

この問題の適切な記述は、選択肢 (2) です。

【ニコチンに関する最重要ポイント】

  1. 分類と危険性:毒物。経皮吸収(皮膚からの吸収)により致死に至る危険性が非常に高い。
  2. 状態と色:無色透明の油状液体。
  3. 変色性:光や空気で速やかに褐色(茶色)に変色する。
  4. 溶解性:水にもアルコールなどの有機溶媒にも非常によく溶ける。

ニコチンは、「油状の液体」で「茶色に変色」し、「水にも油にも溶ける」という特徴をセットで覚えて、他の固体(沃素、ピクリン酸)や、アンモニア臭の液体(ヒドラジン)と区別できるようにしましょう。

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