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例 特定毒物 劇物

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毒物劇物取扱者試験問題

演習No.006

問題 31

よう素の性状として、適切なものは次のうちどれか。
(1) アンモニア臭を有する無色の液体で、強力な還元作用がある。空気中で発煙する。
(2) 不純物を含まないものは無色・無臭の油状液体である。空気中で速やかに褐変する。水、アルコールに溶けやすい。
(3) 黒灰色、金属様の光沢あるりょう板状結晶で、熱すると紫色の蒸気を発生する。水に溶けにくい。常温でも臭気を放って揮散する。
(4) 淡黄色の光沢のある小葉状あるいは針状結晶で、冷水には溶けにくいが、熱湯には可溶であり、急熱あるいは衝撃により爆発する。

解  説

今回のテーマは、劇物である沃素ようそ$\text{I}_2$の性質と取り扱いに関する問題です。

沃素は、消毒薬として身近に使われることもありますが、その固体や蒸気は劇物として扱われます。

出題のねらい:沃素の物理的性質、化学的性質(昇華性)、および溶解性の理解

この問題は、劇物である沃素について、以下の主要な性質を確認するためのものです。

  1. 物理的性質:色、状態、結晶の形、匂い、昇華性(選択肢 (1) (3))。
  2. 溶解性:水や他の溶媒との相性(選択肢 (2) (3))。
  3. 反応性:還元作用、爆発性(選択肢 (1) (4))。

毒物・劇物の分類

(1) アンモニア臭を有する無色の液体で、強力な還元作用がある。空気中で発煙する。

選択肢 (1)は、不適切です。

(2) 不純物を含まないものは無色・無臭の油状液体である。空気中で速やかに褐変する。水、アルコールに溶けやすい。

選択肢 (2)は、不適切です。

(3) 黒灰色、金属様の光沢ある稜板状結晶で、熱すると紫色の蒸気を発生する。水に溶けにくい。常温でも臭気を放って揮散する。

選択肢 (3)は、適切です。


   【沃素】

(4) 淡黄色の光沢のある小葉状あるいは針状結晶で、冷水には溶けにくいが、熱湯には可溶であり、急熱あるいは衝撃により爆発する。

選択肢 (4)は、不適切です。

まとめ総括

この問題の適切な記述は、選択肢 (3) です。

【沃素に関する最重要ポイント】

  1. 分類:劇物。
  2. 色と状態:黒灰色で金属光沢のある固体。
  3. 昇華性:常温でも揮散し、加熱すると紫色の蒸気(毒性あり)を発生する。
  4. 溶解性:水には溶けにくいが、アルコールなどの有機溶媒には溶ける。

特に、「黒灰色」の固体で「紫色」の蒸気を発生させるという、見た目の特徴をしっかりと覚えておくことが、この問題を解くためのカギとなります。

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