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例 特定毒物 劇物
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保護具問題3 クロルメチル


問題

毒物及び劇物取締法施行令第40条の5第2項第3号に指定する厚生労働省令で定めるクロルメチルの保護具として、(   )当てはまるものとして、適切なものは次のうちどれか。

クロルメチル
保護具:保護手袋、保護長ぐつ、保護衣、(     )

保護用眼鏡

有機ガス用防毒マスク

酸性ガス用防毒マスク

普通ガス用防毒マスク


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解  説

選択肢(2)が適切です。

毒物劇物の運搬車両に搭載する保護具に関する問題です。

クロルメチルの場合の、保護具は以下の通りです。

①保護手袋

②保護長靴

③保護衣

有機ガス用防毒マスク

以下は根拠となる法令です。

毒物及び劇物取締法施行令

(運搬方法)
第40条の5  

  1. 四アルキル鉛を含有する製剤を鉄道によつて運搬する場合には、有がい貨車を用いなければならない。
  2. 別表第2に掲げる毒物又は劇物を車両を使用して1回につき5,000キログラム以上運搬する場合には、その運搬方法は、次の各号に定める基準に適合するものでなければならない。
    1. 厚生労働省令で定める時間を超えて運搬する場合には、車両1台について運転者のほか交替して運転する者を同乗させること。
    2. 車両には、厚生労働省令で定めるところにより標識を掲げること。
    3. 車両には、防毒マスク、ゴム手袋その他事故の際に応急の措置を講ずるために必要な保護具で厚生労働省令で定めるものを2人分以上備えること。
    4. 車両には、運搬する毒物又は劇物の名称、成分及びその含量並びに事故の際に講じなければならない応急の措置の内容を記載した書面を備えること。

毒物及び劇物取締法施行規則


(交替して運転する者の同乗)
第13条の4  
令第40条の5第2項第1号 の規定により交替して運転する者を同乗させなければならない場合は、運搬の経路、交通事情、自然条件その他の条件から判断して、次の各号のいずれかに該当すると認められる場合とする。
  1. 一の運転者による連続運転時間(1回が連続十分以上で、かつ、合計が30分以上の運転の中断をすることなく連続して運転する時間をいう。)が、4時間を超える場合
  2. 一の運転者による運転時間が、1日当たり9時間を超える場合

(毒物又は劇物を運搬する車両に備える保護具)

第13条の6  
令第40条の5第2項第3号 に規定する厚生労働省令で定める保護具は、別表第5の上欄に掲げる毒物又は劇物ごとに下欄に掲げる物とする。

別表第5 (第13条の6関係

黄燐 保護手袋
保護長ぐつ
保護衣
酸性ガス用防毒マスク
四アルキル鉛を含有する製剤 保護手袋(白色のものに限る。)
保護長ぐつ(白色のものに限る。)
保護衣(白色のものに限る。)

有機ガス用防毒マスク
無機シアン化合物たる毒物及びこれを含有する製剤で液体状のもの 保護手袋
保護長ぐつ
保護衣
青酸用防毒マスク
弗化水素及びこれを含有する製剤 一の項に同じ
アクリルニトリル 保護手袋
保護長ぐつ
保護衣
有機ガス用防毒マスク
アクロレイン 前項に同じ
アンモニア及びこれを含有する製剤(アンモニア10%以下を含有するものを除く。)で液体状のもの 保護手袋
保護長ぐつ
保護衣
アンモニア用防毒マスク
塩化水素及びこれを含有する製剤(塩化水素10%以下を含有するものを除く。)で液体状のもの 一の項に同じ
塩素 保護手袋
保護長ぐつ
保護衣
普通ガス用防毒マスク
過酸化水素及びこれを含有する製剤(過酸化水素6%以下を含有するものを除く。) 保護手袋
保護長ぐつ
保護衣
保護眼鏡
十一 クロルスルホン酸 一の項に同じ
十二 クロルピクリン 五の項に同じ
十三 クロルメチル 五の項に同じ
保護手袋
保護長ぐつ
保護衣
有機ガス用防毒マスク
十四 硅弗化水素酸 一の項に同じ
十五 ジメチル硫酸 一の項に同じ
十六 臭素 九の項に同じ
(保護手袋
保護長ぐつ
保護衣
普通ガス用防毒マスク
)
十七 硝酸及びこれを含有する製剤(硝酸10%以下を含有するものを除く。)で液体状のもの 一の項に同じ
十八 水酸化カリウム及びこれを含有する製剤(水酸化カリウム5%以下を含有するものを除く。)で液体状のもの 十の項に同じ
十九 水酸化ナトリウム及びこれを含有する製剤(水酸化ナトリウム5%以下を含有するものを除く。)で液体状のもの 十の項に同じ
二十 ニトロベンゼン 五の項に同じ
二十一 発煙硫酸 一の項に同じ
二十二 ホルムアルデヒド及びこれを含有する製剤(ホルムアルデヒド1%以下を含有するものを除く。)で液体状のもの 五の項に同じ
二十三 硫酸及びこれを含有する製剤(硫酸10%以下を含有するものを除く。)で液体状のもの 十の項に同じ


クロルメチル[劇]Methyl chloride $\ce{CH3Cl}$
別名 塩化メチル Chloromethane
クロロメタン Chloromethane
【性状】
 無色の気体。
 エーテル様の臭いと甘味を有する。
 水に可溶、圧縮すれば無色の液体になる。
 ただし、空気中で爆発する恐れもあるため、高濃度な濃厚液の取扱いには注意を要する。
〖職場の安全サイト〗
形状:気体
色 :無色
臭い:無臭
【用途】
 煙霧剤、冷凍剤。
〖職場の安全サイト〗
医薬品・農薬・発泡剤の原料、有機合成用各種メチル化剤。
低温では溶剤、抽出剤。生物学では局所麻酔剤。
【毒性】
 クロルエチル、ブロムエチル、ブロムメチル等と同様に中枢神経麻酔の作用を有する。
 中毒の応急処置方法は、新鮮な空気中に引き出し、興奮剤、強心剤などの服用。
【応急】
 液状で漏えいしたときは、土砂等でその流れを止め、液が広がらないようにして蒸発させる。 【注意事項】
塩化メチルは水に溶けると徐々に分解して塩酸を生成し、これが各種の金属を腐食するので水との接触を避ける。
【保護具】
保護手袋(ゴム)、保護長靴(ゴム)、保護眼鏡、有機ガス用防毒マスク
【廃棄方法】
燃焼法
アフターバーナーおよびスクラバー(洗浄液にアルカリ液)を備えた焼却炉の火室へ噴霧し焼却する。

上は試験対策用のメモです。

塩化メチルの製造販売は、信越アステックが有名です。

Gas mask
【有機ガス用防毒マスクの一例】

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保護具問題02(硫酸)

保護具問題03(クロルメチル)

保護具問題04(アクロレイン)

保護具問題05(クロルピクリン)

保護具問題06(トルエン)

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